泌尿器科
男性更年期（LOH症候群）
更年期障害は女性特有のものではありません。
男性も40歳を過ぎるとホルモンバランスが崩れ、男性ホルモンが大きく不足すると、うつ症状に似た症状が出てきます。
「対処方法がわからない」「認めたくない」と一人で抱え込みがちですが、血液検査で簡単に診断できますし、保険診療の対象（40歳以上の場合）ですので、遠慮せずご相談ください。
こんな症状、ありませんか？
- 身体の症状
- 疲れやすい、だるい
- 性欲の低下、朝立ちしない
- 記憶、集中力が低下する
- 暑くないのに発汗する、ほてる
- 寝付けない、朝起きられない
- こころの症状
- 仕事に身が入らない
- ゆううつ、不安、神経質になる
- 小さなことでイライラする、落ち込む
- やる気が出ない
男性更年期障害（LOH症候群）とは？
女性は更年期にさしかかると女性ホルモンが急激に減少し閉経を迎えますが、男性の場合は年齢とともに少しずつ減っていきます。ただ、ストレスなどから男性ホルモンが急激に低下することがあります。
これがLOH症候群（Late Onset Hypogonadism：加齢性男性ホルモン低下症候群）です。
勃起不全など性機能症状だけと勘違いされがちですが、男性更年期障害は身体の症状、こころの症状も含めた幅広い症状が現れます。
男性更年期障害は、血液検査でわかります
採血にて男性ホルモン（テストステロン）の測定をします。
検査は専門の検査機関で行うため、当日には結果はわかりません。1週間程後にご予約をお取りしますので、再来院をお願いします。
血液検査の結果に加え、AMS調査票（男性更年期障害質問票）や問診もふまえて診断します。
男性更年期障害の治療について
当院では一人ひとりの症状に合わせて、治療方法を検討しますが、漢方薬やテストステロン補充療法(TRT)が主です。
テストステロン補充療法(TRT)には、テストステロンそのものを注射して補充する方法（通常2～４週間ごとに注射をします）があります。
※40歳以上の方は保険診療ですが、40歳未満の方は自費診療となります。
参考サイト
- ツムラの更年期調査 第一弾
- 20-60代の男性600人に聞く、更年期に関するイメージと実態を調査
- https://www.tsumura.co.jp/news/topics/item/20221208.pdf